おかげさまで売れ行き好調の「欲ばりワードローブ」
楽天ブックス、Amazonともにレビューも読ませていただいてます。
もっとボリュームがあると嬉しかったという声もありますねぇ。
もっと読みたかったから、というのがその理由という
なんとも嬉しい悲鳴。
とある編集者さんには
「これをイチから作ったかと思うと頭が下がる」
と言っていただいたんですが
そう、きっと読者としてはさらりと読めちゃうかもしれませんが
描き手としてはさらりと描いたページはただの1Pもないのです。
みんなそうだと思うんですけどね。
例えばひとつのCMを作るのに要した時間や労力って相当なものじゃないですか。
でも視聴者にとっては15秒。
そこに込める思いの深さがあってこその、たかが15秒されど15秒。
私の本も124ページですが、
私はそれを「わずか」124ページとは言い切れない。
制作期間の4ヶ月間はとにかく苦しかったんです。
でもね、正直なところその苦しさをうっすら忘れつつあります。
皆さんの感想を読んでいると本当に描いて良かったと思うし、
そういう嬉しさが苦しさを上回ってしまったのかも。
苦しかったのを忘れてしまうから人は前進できると思うんですよね。
またチャレンジしようと思える というか 思ってしまう というか。
ビバ、忘却力。
そんなこんなで、制作中も何枚かはこのブログでもアップしましたが
あらためて途中経過をザザーッと。
まずは大ラフやラフ。
シャーペン派のイラストレーターさんも多いみたいですが
私は鉛筆派で濃さはB。
結局気に入らなくて、まるっと描き直したので
本書には入っていないラフ
消しゴムをかける前の原稿
(亜紀が消しゴムかけに来てくれた時に撮影)
ペン入れした原稿
ある程度ペン入れしたあとは、色塗りと残りのペン入れ作業も同時進行していきました。
いや〜〜、ほんと大変だったな〜〜(遠い目)
よくぞ完成したと思う。
ちなみにこのページのヌーピー、お気に入りです。清水大ジャンプ巻き添えの図。
あと・・・
1カ所だけブルミも登場してます。
が、なんと原画は白いブルドッグになってるんです。
痛恨の塗り忘れをしまして・・・
印刷所の現場の方に塗ってもらいました。
(その節はお世話に・・・。すごーくキレイな出来で感激でした)
そんなわけで、まぁさらりと読める本ではあると思うんですが
何度も読み返してもらえたら嬉しいな〜〜〜
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